
冤罪について描かれた映画が見たい!

なぜ冤罪事件が繰り返されるのか考えてみたい
以上のような方へ向けてこの記事を書いています。
今回は冤罪事件を扱っている映画を5作品ご紹介します。(冤罪疑惑がある、という作品も含みます)
作品のネタバレはありませんのでご安心ください。
※本ページの情報は2026年6月15日時点のものです。
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①『偽りなき者』 ★迷ったらこれ!
予告編 / 基本情報 / 冒頭のあらすじ
予告編
基本情報
| 原題 | Jagten |
| 製作国 | デンマーク |
| 公開年 | 2012年(オランダ・フランスなど) |
| 上映時間 | 115分 |
| 監督 | トマス・ヴィンターベア |
| 脚本 | トマス・ヴィンターベア、トビアス・リンホルム |
| 音楽 | ニコライ・イーグルンド |
| 出演者 | マッツ・ミケルセン、トマス・ボー・ラーセン、アニカ・ヴィタコプほか |
冒頭のあらすじ
元学校教員のルーカス(演:マッツ・ミケルセン)は、幼稚園の教員として働いていた。
彼は妻と離婚し、息子となかなか会わせてもらえず思い悩んでいた。
勤務先の幼稚園には、ルーカスの親友であるテオ(演:トマス・ボー・ラーセン)の娘・クララ(演:アニカ・ヴィタコプ)が通っている。
ある日クララは、ささいなことがきっかけで幼稚園の園長に「ルーカスに性的な嫌がらせをされた」と作り話をする。
日常に潜む冤罪の恐ろしさ
主人公のルーカスは、本当にささいなことがきっかけで、勤務先の幼稚園で冤罪に巻き込まれます。
被害者はまだ未就学児で、子どもは嘘をつかないという思い込みから、彼女の証言は無条件に信じられてしまいます。
もし自分が同じ立場になったらと想像するととても恐ろしく、いったいどうすれば無実だと信じてもらえるのだろうかと途方に暮れてしまいます。
どんどん嫌な方へ話が展開していく
本作は冤罪に巻き込まれてから、さらに嫌な方へ嫌な方へとストーリーが展開していきます。
とても上質な作品ではありますが、人によってはかなりイライラすると思うので、覚悟の上ご覧ください。

イライラを楽しみましょう
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②『ライフ・オブ・デビッド・ゲイル』
基本情報 / 冒頭のあらすじ
基本情報
| 原題 | The Life of David Gale |
| 製作国 | アメリカ |
| 公開年 | 2003年 |
| 上映時間 | 130分 |
| 監督 | アラン・パーカー |
| 脚本 | チャールズ・ランドルフ |
| 音楽 | アレックス・パーカー、ジェイク・パーカー |
| 出演者 | ケヴィン・スペイシー、ケイト・ウィンスレット、ローラ・リニーほか |
冒頭のあらすじ
元大学教授のデビッド・ゲイル(演:ケヴィン・スペイシー)は元同僚のコンスタンス・ハラウェイ(演:ローラ・リニー)に対するレイプ・殺人の罪で死刑判決を受ける。
死刑を金曜日に控え、ゲイルの弁護士に指名された新聞記者のビッツィー(演:ケイト・ウィンスレット)は火曜日から木曜日までの3日間ゲイルへのインタビューを行うことになる。
ビッツィーは見習い記者を連れて刑務所を訪れ、ゲイルと対面する。
ゲイルはある女生徒との間に起こったトラブルから順に語り始める。
ゲイルの話を聞くうちに、ビッツィーは彼が冤罪ではないかと考える。
死刑囚となった大学教授を描く
本作の主人公であるデビッド・ゲイルはもともと大学の哲学部教授だった男で、同僚だった女性の大学教授をレイプし殺害した罪で死刑判決を受けます。
ゲイルは収監前は死刑制度への反対運動に携わっており、彼にインタビューを行うビッツィーは冤罪ではないかと疑念を抱きます。
ミステリーが好きな人におすすめ
本作は死刑制度を取り上げた社会派としての側面もあるのですが、「ゲイルは冤罪なのか?」という謎に迫るミステリーとしての魅力が大きいです。
ネタバレを避けるため詳しくは説明できませんが、インタビューを通して徐々に真相が明らかになっていく、非常に練られた脚本が秀逸です。

音楽も印象的な作品です
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③『それでもボクはやってない』
基本情報 / 冒頭のあらすじ
基本情報
| 製作国 | 日本 |
| 公開年 | 2007年 |
| 上映時間 | 143分 |
| 監督 | 周防正行 |
| 脚本 | 周防正行 |
| 音楽 | 周防義和 |
| 出演者 | 加瀬亮、山本耕史、役所広司、瀬戸朝香、もたいまさこほか |
冒頭のあらすじ
就職活動中のフリーター・金子徹平(演:加瀬亮)は、朝の満員電車で女子中学生に痴漢をしたとして現行犯逮捕される。
取り調べで金子は容疑を否認するが、刑事や検事は金子を犯人だと決めつけ勾留する。
金子は当番弁護⼠に相談して無実を訴えるが、罪を認めて示談にすることを勧められる。
淡々と進んでいく裁判の怖さを描く
本作は事件発生から始まり、逮捕→留置→取り調べ→公判と刑事裁判の流れがわかる作りになっています。
裁判の過程は淡々と進んでいき、公判での検察や裁判官の話し方も淡々としていて、とても機械的に感じられます。
ドラマティックな演出を排することで、非常にリアリティのある作品に仕上がっています。
司法のさまざまな問題点が見えてくる
犯人だと決めつける取り調べのやり方や、嘘の自白をするほうがむしろ楽だと主張する弁護士など、司法における多種多様な問題点が取り上げられています。
フィクションではありますが、現実の司法の問題を考えるきっかけになる作品です。

特にいわゆる「人質司法」は現実でも大きな問題になっています
④『ショーシャンクの空に』
基本情報 / 冒頭のあらすじ
基本情報
| 原題 | The Shawshank Redemption |
| 製作国 | アメリカ |
| 公開年 | 1994年(アメリカ) |
| 上映時間 | 142分 |
| 原作 | スティーヴン・キング『刑務所のリタ・ヘイワース』(小説作品) |
| 監督 | フランク・ダラボン |
| 脚本 | フランク・ダラボン |
| 音楽 | トーマス・ニューマン |
| 出演者 | ティム・ロビンス、モーガン・フリーマンほか |
冒頭のあらすじ
終身刑で20年服役しているレッド(演:モーガン・フリーマン)は仮釈放の審査の場で改心したと訴えるが、仮釈放を却下される。
1947年、レッドが服役しているショーシャンク刑務所にアンディー(演:ティム・ロビンス)という銀行の副頭取だった男が収監される。
アンディーは妻と愛人を殺した罪に対し無実を訴えていたが、終身刑となった。
アンディーは他の囚人から孤立していたが、ある時タバコなどの調達屋をしているレッドにロックハンマーの調達を頼む。
希望を描いた作品
殺人の冤罪で終身刑となり投獄されるという絶望的な状況から物語は始まります。
刑務所内には粗暴な人間も多く、決していい環境ではありませんが、そのような状況の中でもアンディーはひょうひょうと生きていきます。

アンディーの独特なキャラクターがとてもいいです
友人のレッドの視点でアンディーを描く
本作の主人公はアンディーですが、彼の視点ではなく、彼の友人となるレッドの視点で物語は描かれています。
アンディーの印象的な姿をレッドの視点で観察し、アンディーの内面を想像する面白さがあります。
また、レッド自身の罪についてのストーリーも魅力的です。
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⑤『モンテ・クリスト伯』(2024年)
予告編 / 基本情報 / 冒頭のあらすじ
予告編
基本情報
| 原題 | Le Comte de Monte-Cristo |
| 製作国 | フランス |
| 公開年 | 2024年(フランス) |
| 上映時間 | 178分 |
| 原作 | アレクサンドル・デュマ『モンテ・クリスト伯』(小説作品) |
| 監督 | アレクサンドル・ド・ラ・パトリエール、マチュー・デラポルト |
| 脚本 | アレクサンドル・ド・ラ・パトリエール、マチュー・デラポルト |
| 音楽 | ジェローム・ルボティエ |
| 出演者 | ピエール・ニネ、アナイス・ドゥムースティエほか |
冒頭のあらすじ
1815年、モレル商会の船の航海士であるエドモン・ダンテス(演:ピエール・ニネ)は、若くして船長に任命される。
ダンテスは船長になったことを機に、恋人のメルセデス(演:アナイス・ドゥムースティエ)と結婚することになる。
結婚式の最中、ダンテスは突然見に覚えのない罪で逮捕され、投獄される。
14年後、脱獄に成功したダンテスは「モンテ・クリスト伯」と名乗り、自らを陥れた人物たちを探り始める。
冤罪と復讐を描く
本作の大きな特徴は、冤罪だけでなく復讐を描いていることです。
3時間近いボリュームのある大作ですが、冤罪→投獄→脱獄→復讐とテンポよく物語が展開されるため、あっという間に感じます。
原作はアレクサンドル・デュマが19世紀半ばに出版した超有名小説で、これまでに何度も映画・ドラマ化されています。
衣装や小道具、調度品へのこだわり
本作は衣装や小道具、調度品の完成度が高く、どの場面を切り抜いても絵になります。
フランス版のアカデミー賞とされるセザール賞では、美術賞と衣装デザイン賞を受賞しています。

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他の記事で紹介した冤罪に関する作品
いくつか他の記事でも冤罪事件を題材にした映画・ドラマを取り上げているので、ご紹介します。
冤罪事件を題材にした日本のドラマ
以下の記事で取り上げた『ギルティ 悪魔と契約した女』は、多面性のある復讐者を菅野美穂が見事に演じたサスペンスドラマです。
また、以下の記事で取り上げた『エルピス —希望、あるいは災い—』は、TVの深夜番組を舞台に、連続殺人事件の冤罪疑惑を追う作品です。
実話に基づいた映画
以下の記事では、実際に起こった冤罪事件に基づいた映画作品『リチャード・ジュエル』と『ディア・ブラザー』を取り上げています。
『リチャード・ジュエル』は、公園に仕掛けられた爆弾を最初に発見したヒーローが、一転して爆弾を仕掛けた容疑者になる悲劇を描いています。
『ディア・ブラザー』は、兄の無実を信じる妹が、冤罪を晴らすために自ら弁護士を目指す物語です。
◆冤罪事件を題材にしたおすすめの映画まとめ
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①『偽りなき者』 ★迷ったらこれ!
勤務先の幼稚園で冤罪に巻き込まれる、日常に潜む冤罪の恐ろしさを描いた作品
②『ライフ・オブ・デビッド・ゲイル』
死刑囚となった大学教授を描く、ミステリー要素の強い作品
③『それでもボクはやってない』
満員電車で痴漢をしたとして現行犯逮捕されてから判決に至るまでの過程を淡々と描いた作品
④『ショーシャンクの空に』
殺人の冤罪で終身刑となり投獄された主人公を、刑務所内の友人の視点で描いた作品
⑤『モンテ・クリスト伯』
上質な衣装や美術が彩る、冤罪と復讐を描いた作品
動画配信状況
| 作品名 | 見放題配信 | レンタル配信 |
|---|---|---|
| 偽りなき者 | U-NEXT | |
| ライフ・オブ・デビッド・ゲイル | U-NEXT | Amazonプライムビデオ FOD |
| それでもボクはやってない | Netflix U-NEXT FOD | Amazonプライムビデオ DMM TV TELASA Lemino |
| ショーシャンクの空に | Amazonプライムビデオ Hulu U-NEXT | FOD TELASA |
| モンテ・クリスト伯 | Amazonプライムビデオ Hulu U-NEXT Lemino |
※本ページの情報は2026年6月15日時点のものです。
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