
個性的な役柄で強い印象を残す俳優、サム・ロックウェルが出演している映画の中から、おすすめの5作品をご紹介します!
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①『ベスト・オブ・エネミーズ 〜価値ある闘い〜』
予告編
※英語版です。
基本情報
| 原題 | The Best of Enemies |
| 製作国 | アメリカ |
| 公開年 | 2019年(アメリカ) |
| 上映時間 | 133分 |
| 原作 | オシャ・グレー・デビッドソン『The Best of Enemies: Race and Redemption in the New South』(ノンフィクション作品) |
| 監督 | ロビン・ビセル |
| 脚本 | ロビン・ビセル |
| 音楽 | マーセロ・ザーヴォス |
| 出演者 | タラジ・P・ヘンソン、サム・ロックウェルほか |
冒頭のあらすじ
舞台は1971年のノースカロライナ州ダーラム、アン・アトウォーター(演:タラジ・P・ヘンソン)という黒人女性は、黒人の平等な権利のために活動していた。
ダーラムの学校は人種隔離がされていたが、アンの娘が通う小学校の火災をきっかけに、「学校での人種統合を行い、白人も黒人も同じ学校に通うようにすべきか」が議題に上がる。
住民による「シャレット(意見が相反する人々による討論)」が行われることになり、アンが共同議長に指名される。
もう一人の共同議長として指名されたのは、白人至上主義団体KKK(クー・クラックス・クラン)の支部長であるC・P・エリス(演:サム・ロックウェル)だった。
相容れない二人の友情を描くヒューマンドラマ
黒人の公民権運動家とKKKの幹部という、差別される側・差別する側の二人が共同議長に就任する、驚くべき実話に基づく作品です。

実話に基づいているのがすごいですね
最初のうちは、とうてい仲良くなることなど不可能に見える二人ですが、徐々に変化が訪れます。
主演二人の圧倒的な存在感
公民権運動家のアンを演じたタラジ・P・ヘンソンとKKKの幹部であるC・Pを演じたサム・ロックウェルの演技が非常に強い印象を残しています。
お互いにぶつかり合いながら、だんだんと絆が芽生えていく変化を絶妙なバランスで演じています。
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②『プールサイド・デイズ』 ★迷ったらこれ!
予告編
※英語版です。
基本情報
| 原題 | The Way Way Back |
| 製作国 | アメリカ |
| 公開年 | 2013年(アメリカ) |
| 上映時間 | 103分 |
| 監督 | ナット・ファクソン、ジム・ラッシュ |
| 脚本 | ナット・ファクソン、ジム・ラッシュ |
| 音楽 | ロブ・シモンセン |
| 出演者 | リアム・ジェームズ、トニ・コレット、スティーヴ・カレル、サム・ロックウェルほか |
冒頭のあらすじ
内気な14歳の少年・ダンカン(演:リアム・ジェームズ)は、夏休みを母親パム(演:トニ・コレット)の新しい恋人・トレント(演:スティーヴ・カレル)の別荘で過ごすことになる。
ダンカンはトレントとうまく行っておらず、友人もいないため、孤独な毎日を送る。
ある日ダンカンは、レストランでパックマンを遊ぶオーウェン(演:サム・ロックウェル)と出会い、家に居場所がないことを話す。
オーウェンに誘われ、ダンカンは彼の働くウォーターパークでアルバイトをすることになる。
内気な少年のひと夏の成長物語
本作の主人公ダンカンは、人と話すのが苦手で、ノリが悪く、冗談を真に受けてしまう内気な少年です。
嫌なことを言われても言い返せず、殻に閉じこもってしまいます。
そんな少年がオーウェンと出会い、ウォーターパークでのアルバイトでさまざまな人たちと関わっていくことで、人間として成長していきます。
サム・ロックウェルの絶妙な役どころ
オーウェンはテキトーな冗談を次々に繰り出す一見ふざけた男ですが、いい意味で大人らしくない真っ直ぐさのある人間です。
サム・ロックウェルはクセのある人間を演じるのが抜群にうまく、オーウェン役は彼以外には考えられないほどはまり込んでいます。

まさに、はまり役!
オーウェン以外の登場人物もみな欠点があり、非常に人間らしいキャラクターが多い作品です。
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③『リチャード・ジュエル』
予告編
基本情報
| 原題 | Richard Jewell |
| 製作国 | アメリカ |
| 公開年 | 2019年(アメリカ) |
| 上映時間 | 131分 |
| 原作 | Marie Brenner『AMERICAN NIGHTMARE: The Ballad of RICHARD JEWELL』(月刊誌「ヴァニティ・フェア」の記事) |
| 監督 | クリント・イーストウッド |
| 脚本 | ビリー・レイ |
| 音楽 | アルトゥーロ・サンドヴァル |
| 出演者 | ポール・ウォルター・ハウザー、サム・ロックウェル、キャシー・ベイツほか |
| もとになった事件 | アトランタ五輪爆破テロ事件(1996年) |
冒頭のあらすじ
1996年のアトランタ五輪開催中に、センテニアル・オリンピック公園で爆破テロ事件が発生する。
現場で警備の仕事をしていたリチャード・ジュエル(演:ポール・ウォルター・ハウザー)は、爆弾の入ったバッグを爆発前に見つけて人々を避難させていたため、多くの人命を救った英雄として注目を集める。
しかしFBI内ではリチャードを自作自演の犯人ではないかと疑う声が上がり、メディアでもその疑惑が報道される。
リチャードは以前の職場で知り合った弁護士のワトソン(演:サム・ロックウェル)に弁護を依頼する。
英雄が一転して容疑者になる悲劇の物語
本作は「爆弾を最初に発見して被害を軽減したヒーローが、一転して爆弾を仕掛けた容疑者になる」という悲劇を描いています。
FBIの厳しい捜査に加え、メディアによる苛烈な報道がリチャードを襲います。
英雄として称賛されているところから、一気に容疑者として扱われる立場になるので落差が非常に大きく、衝撃的なストーリーです。
知的でまともな役のサム・ロックウェルが新鮮
サム・ロックウェルは変わり者・捻くれ者といった役柄を演じることが多いですが、本作のワトソンは弁護士の知的さが感じられ、キャラクターも比較的まともで新鮮です。

弁護士として見ると型破りなタイプではあります
サム・ロックウェルのイメージが固まってきた方に見ていただきたい作品です。
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④『ディア・ブラザー』
予告編
※英語版です。
基本情報
| 原題 | Conviction |
| 製作国 | アメリカ |
| 公開年 | 2010年(アメリカ) |
| 上映時間 | 107分 |
| 監督 | トニー・ゴールドウィン |
| 脚本 | パメラ・グレイ |
| 音楽 | ポール・カンテロン |
| 出演者 | ヒラリー・スワンク、サム・ロックウェルほか |
| もとになった事件 | マサチューセッツ州エアーで起きた殺人事件(1980年) |
冒頭のあらすじ
ケニー・ウォーターズ(演:サム・ロックウェル)は、1980年にマサチューセッツ州で起きたカタリーナ・ブロウ殺害事件の容疑で逮捕される。
裁判でケニーは無実を主張するが、複数の証言などが不利に働き、有罪判決を受ける。
ケニーの妹であるベティ・アン・ウォーターズ(演:ヒラリー・スワンク)は兄の無実を信じ、彼を救うために弁護士を目指しロースクールに通い始める。
兄を信じる妹が冤罪に立ち向かう
本作の主人公であるベティ・アンは、兄の冤罪を晴らすために自ら弁護士を目指します。
ベティ・アンには二人の子どもがいて、さらにバーで働きながらロースクールに通います。
並大抵の覚悟ではできないこの選択が、「兄は絶対に無実だ」というベティ・アンの強い確信と兄に対する愛の深さを感じさせます。

兄妹の絆の深さを示すエピソードも描かれます
粗暴だがどこか憎めない兄をサム・ロックウェルが好演
ケニーは決して「いい人」とは言えず、何か言われたときにカッとなりやすい欠点のある人物です。
ただ粗暴なだけの人間というわけではなく、ひょうきんで周りの人をよく笑わせる愉快さも持っており、その多面的なキャラクターをサム・ロックウェルが見事に演じています。
特に物語終盤で見せる表情の繊細さは、目を見張るものがあります。
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⑤『ジョジョ・ラビット』
予告編
基本情報
| 原題 | Jojo Rabbit |
| 製作国 | アメリカ |
| 公開年 | 2019年(アメリカ) |
| 上映時間 | 108分 |
| 原作 | クリスティン・ルーネンズ『Caging Skies』(小説作品) |
| 監督 | タイカ・ワイティティ |
| 脚本 | タイカ・ワイティティ |
| 音楽 | マイケル・ジアッキノ |
| 出演者 | ローマン・グリフィン・デイヴィス、トーマシン・マッケンジー、スカーレット・ヨハンソン、サム・ロックウェル、タイカ・ワイティティほか |
冒頭のあらすじ
第二次世界大戦下のドイツでナチスへの忠誠を誓う10歳の少年・ジョジョ(演:ローマン・グリフィン・デイヴィス)は、空想上の親友であるアドルフ・ヒトラー(演:タイカ・ワイティティ)に励まされながら、ヒトラーユーゲント(ヒトラー青少年団)に入隊して奮闘していた。
クレンツェンドルフ大尉(演:サム・ロックウェル)の指揮で行われるヒトラーユーゲントのキャンプで、ジョジョはウサギを殺すよう命じられるが殺せず、「ジョジョ・ウサギ(ジョジョ・ラビット)」とバカにされてしまう。
母のロージー(演:スカーレット・ヨハンソン)と二人で暮らすジョジョは、ある日家に隠し部屋を見つけ、そこでユダヤ人の少女(演:トーマシン・マッケンジー)と出会う。
少年の目線で戦争をコミカルに描く
本作は、ナチスを崇拝する10歳の少年を主人公に、その空想上の親友としてヒトラーも登場しますが、終始コメディ・タッチで描かれた作品です。
ナチスに染まりきったジョジョは「ユダヤ人には角が生えている」などというでたらめな噂を信じています。
その純粋さがおかしく感じられるとともに、少年ですら当たり前のようにユダヤ人を差別している残酷さが浮き彫りにされています。
演出の巧みさ
本作はただのコメディではなく、中盤以降に衝撃的なシーンが展開されます。
前半の何気ないシーンをうまく活かしており、演出が巧みです。
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◆サム・ロックウェルが出演しているおすすめの映画まとめ
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①『ベスト・オブ・エネミーズ 〜価値ある闘い〜』
「黒人の公民権運動家とKKKの幹部」という相容れない二人の友情を描くヒューマンドラマ
②『プールサイド・デイズ』 ★迷ったらこれ!
内気な少年をサム・ロックウェル演じるテキトー男が導く成長物語
③『リチャード・ジュエル』
爆弾を最初に発見したヒーローが、一転して爆弾を仕掛けた容疑者になる悲劇の物語
④『ディア・ブラザー』
兄の無実を信じる妹が、冤罪を晴らすために自ら弁護士を目指す物語
⑤『ジョジョ・ラビット』
ヒトラーを空想上の親友に持つ少年の目線で、第二次世界大戦をコミカルに描く作品
動画配信状況
| 作品名 | 見放題配信 | レンタル配信 |
|---|---|---|
| ベスト・オブ・エネミーズ 〜価値ある闘い〜 | Netflix U-NEXT | Amazon Prime Video |
| プールサイド・デイズ | Amazon Prime Video DMM TV | |
| リチャード・ジュエル | Hulu U-NEXT | Amazon Prime Video |
| ディア・ブラザー | Amazon Prime Video DMM TV | |
| ジョジョ・ラビット | Amazon Prime Video Disney+ | DMM TV Hulu |
※本ページの情報は2025年10月16日時点のものです。
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